横浜病院医師採用CONTENTS

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院長より

慢性期医療の困難さ

私は昨年平成26年11月から、「高齢者への良質な慢性期医療を実践」している元気会横浜病院の院長に就任しました。急性期医療と比較しますと、非常に難しい医療と実感しています。私の専門分野の消化器病での急性期医療では、例えば総胆管結石症例では内視鏡下での結石除去と目的が明確です。また画像診断や血液検査を依頼するだけで診断がなされ、その結果を基に身体所見をとることもありました。まず検査してからの診療だったと、大いに反省しています。

「高齢者の良質な慢性期医療」では、ナラティブ・ベイスドメディスン(物語に基ずく医療)を実践する医療であり、身体所見の詳細な観察が不可欠であると再認識しています。例えば、認知症患者さんでは口から食べることが出来ない、またご家族は胃瘻や経鼻経管さらには中心静脈栄養での栄養は望まない症例に時に遭遇します。本人が治療を自己決定できない場合に「患者に代わって治療を決定する家族は、患者の生死に関わる大きな決断を迫られ、その精神的なストレスは自己決定よりはるかに重大である」と感じ、介護職を含め医療スタッフは困惑します。医療スタッフはこのような「家族の重荷にも配慮」しなければなりません。身体所見の手足皮疹から菌血症を疑い診断を確定するなど、この横浜病院には私が忘れかけていた医療の原点があるかもしれません。

今後この様な価値観を共有できる先生方とともに、医療を推進していきたいと思っています。

横浜病院 院長 箱崎幸也

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